完成建物の紹介
GMの洪原です。
今回も完成現場の紹介をさせていただきます。
暑い中職人さんも頑張って7月8月に引渡しをさせていただきました2件を紹介させていただきます。
まずは府中に建築させていただきました省令準耐火の2階建+ロフト住宅になります。
2階にLDKがありアティックルーム的にロフトとのつながりで広々とした空間がゆとりとわくわく感を
感じさせてくれます。ポイントカラーのペパーミントグリーンがいい感じです。
こちらは1階が店舗になりまして2階、3階が住居になります。
横幅は狭いために奥に長い建物になります。
商店街に建築のため施工するのには結構苦労しましたが無事何事もなく完成できましたのでほっとしています。
建築は全て違う場所の施工になりますので常にその条件で最善を尽くして施工するよう努めています。
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by tandw
| 2023-09-02 18:42
| kouhara
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地鎮祭
初めまして、プロデューサーの大澤です。
今回は地鎮祭について書いていこうと思います。
地鎮祭とは、建物を建てる前に土地の神様に敬意を表し、安全な工事と建物の繁栄を祈願する儀式です。
今月は3件執り行いました。それぞれの地鎮祭では、施主様や関係者の方々が参加され、和やかな雰囲気の中で無事に終えることができました。
地鎮祭の起源は古く、日本では古墳時代から行われていると言われています。当時は、土地の神様に供物を捧げたり、土中に刀や鏡などを埋めたりして、土地を清めるという意味合いが強かったようです。平安時代になると、仏教の影響で、僧侶が読経したり、経典や仏像を埋めたりするようになりました。江戸時代には、神道と仏教の両方の要素を取り入れた形で、現在のような地鎮祭が定着しました。
地鎮祭は法律で義務付けられているわけではありませんが、多くの人々が行っています。それは、日本人の土地への敬意や感謝の気持ちが根強く残っているからだと思います。また、地鎮祭は建物を建てる前の大切な節目でもあります。施主様や関係者の方々が一堂に会し、共通の目標に向かって協力することで、信頼関係を深めることができます。

私たちは、これからも施主様のご要望に応えられるように、地鎮祭を丁寧に行ってまいります。もし、行うか行わないか迷われている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。あなたの夢を実現するお手伝いをさせていただきます。
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by tandw
| 2023-06-21 13:00
| osawa
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簡素にして豊さを求めた「カップ・マルタンの休憩小屋」
チーフデザイナーをしております千北 正(チギタ タダシ)です。久しぶりのブログ更新です。うららかな心地よい日差しを感じる季節となりました。そこで今回は、フランスの建築家ル・コルビュジエ(1887~1965スイス生まれ:日本では、上野にある国立西洋美術館を建築したことで有名)の終の棲家となったコート・ダジュール(モナコに近接するリゾート地)に建つ人間本来の暮らしが詰め込まれている「カップ・マルタンの休暇小屋」をご紹介します。
以前のブログで、ル・コルビュジエが36歳のときに両親のためにスイスのレマン湖畔に建てた平屋住宅「小さな家(母の家)」(1924年竣工)を紹介させて頂きました。そこで今回はル・コルビュジエ65歳の円熟期に完成させた休憩小屋(1952年竣工)の紹介です。余談ですが、この休憩小屋の竣工時期(1952昭和27年)に私は生まれました(笑)。その世界一小さな世界遺産(2016年認定)と言われる休憩小屋からはたいへん学ぶことが多く、質素で粗末な材料でつくられたこの小屋には、空間の本質をみることができます。


「質素で簡易的」であるこのバナキュラー(Vernacular:その土地に根付いた)な小さな休憩小屋は、波型石綿スレート葺きの片流れ屋根で、外壁の仕上げは地元の廃材となった木材の太鼓落としで生じた端材を張り合わせた一見ログハウスに見える簡素な休憩小屋です。室内の天井と壁面は合板で、床はモミの木のフローリングOPとなっています。家具類は耐久性に富み、比較的安価で木目が美しいオーク材を使用。ベッド、テーブル、スツール(背もたれと肘掛けがない簡易的な椅子)やクローゼット、等で必要最小限に皮膚環境の延長として配置構成さています。とくに手足が触れるであろう家具や建具の取っ手などには、ほとんどR加工が施されています。住設は洗面器と便器がむき出しで台所はありません。この小さな小屋は、ヒトデ軒(食堂)と隣接しているからです。さらに小屋周りの植栽は、イナゴマメやアロエ等が植え込まれています。
さらにこの休憩小屋はただの小屋と違い、「実験小屋」とも称されています。そのわけは、コルビュジエ自身が提唱した「モデュロール」というヒューマン・スケール(身体寸法)と美的プロポーションの典型と言われている「黄金比」を融合させた独自の寸法体系を、この小さな小屋を設計する際に適用しているのです。同年(1952年)に完成したマルセイユのユニテ・ダビタシオンは、最小限空間をモデュロール(黄金尺)で構成した住居単位として、それらを集合・累積し、大規模な集合住宅に適用しています。ただしこの休憩小屋では、「モデュロール」を基本としながらも厳格に拘束することなく、窓の高さなどでは、生活行為からの自分の目線の高さにあわせ、現場で変更もしているのです。このことは、モデュロールが必ずしもコルビュジエにとって絶対的寸法ではなく、根底には理論より現場での「自らの感性」を優先する思想があったからにほかありません。
さらに私が思うコルビュジェの「休憩小屋」の魅力はやはりロケーションにあります。有名な観光エリアからは外れていますが、小屋から眺める南仏の海は雑念を一瞬で吹き飛ばしてしまうほどの美しさなのです。パリの自宅兼設計事務所のアパルトマンで忙しい毎日を送っていたル・コルビュジエが、日常を忘れるためにこの地を選んだのも納得がいきます。さらに、この地はコルビュジェの先祖や妻イヴォンヌ・ガリの生れ古郷でもありました。そのように、様々な縁の深い地域であり、素のままの自分でいられる唯一の心の拠点を設けた生涯の拠り所であったことに間違いありません。
コルビュジエは南仏カップ・マルタンの地に終の棲家となる心の拠点を設け、時間をかけてさまざまな実験的な取り組みをしていました。母親の胎内にも似た安心できる内部空間に心は解放され、建築への啓示を受ける一方、さまざまな思考をしながら文字どおり身も心も素裸の一人の人間として「修行僧のような」時間を過ごしていたことと思います。
料理上手な妻イヴォンヌ・ガリへの誕生日プレゼントだったこのキャバノン(CABANON:フランス語で「休暇小屋」)を、彼は心の拠り所として生涯愛し続けました。そして、今でもそのその息遣いをこの「休憩小屋」から感じとることができます。1957年の秋、最愛の妻イヴォンヌに先立たれ、その二年後には最愛の母が他界。そしてその8年後1965年に休憩小屋のカベ海岸で遊泳中のコルビュジエは、78歳で不慮の死を遂げたのです。この偉大な建築家ル・コルビュジエは生涯ここに通いつめ、最期のときを過ごし、お墓までつくり、今もキャバノンの近くで妻と一緒に眠っています。
さて、今回紹介させて頂きました、カップ・マルタンのキャバノン(休憩小屋)は、ブランドエリアでもなく自分たちが気に入った場所に、広くもなく、高価な素材を使わずとも、工夫次第で豊かな暮らしができることを証明してくれています。コルビュジエの残した言葉に「家は生活の宝石箱でなければならない」とあります。今回のキャバノンでは、このことを教えてくれたように感じます。


この休憩小屋は究極の狭小住宅とでもいえる小さな家で、居室は二間四方のわずか8畳ほどのワンルームです。天井高は2.26mで、現在の一般の住宅からするとちょっと低めかもしれません。しかしその寸法には理由があるのです。






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by tandw
| 2023-04-06 00:23
| chigita
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昭和懐古~絶滅危惧物・其の六~宮造りの癒しの空間
先月には、東京にも大雪警報が
発令されました。
都心ではそれほどの積雪もなく
助かりましたが、霙交じりの雨降る
帰路は、ひときわ温かいお風呂が
恋しくなるものです。
湯船に浸かり、冷えた体と一日の
疲れを癒すお風呂は格別な場所です。
現代人にとって、お風呂は単に体を清潔にするだけではなく、
心身をリフレッシュする場として不可欠なものとなっています。
家づくりにおいても、浴室にこだわる方は多いようです。
保温機能、お掃除のしやすさ、マッサージ作用のある水流、
リラックス効果満載のアメニティを追求した様々な設備等々、
欲を言えばきりがありません。
また、メーカー各社も限られたスペースの中で、より広く、
より快適な空間を提供するために、様々な工夫を凝らし、
魅力ある製品を取り揃えています。
カタログやショールームなどで、最新の設備やデザインを前に
目移りし、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。
今ではお風呂のない家など考えられませんが、1970年代前半
までは浴室普及率が75%に満たなかったそうです。
風呂なしアパートも多くあった時代、一概には言えませんが、
4世帯に1世帯はお風呂がなかったということになります。
しかし、その当時は銭湯が多くあり、地域社会の重要な場として
賑わいを見せていました。
銭湯と言われ真っ先に思い浮かべるのは、寺社建築を彷彿とさせる
”宮造り銭湯” です。
入り母屋造りの屋根が特徴で、寄棟造りの屋根と切妻造りの屋根を
重ねた構造になっており、破風に施された豪華な造形や彫刻が
その存在を引き立たせています。




数は少なくなったとはいえ、宮造り銭湯は文化的・建築学的価値からも
絶滅を危惧することは杞憂かもしれません。
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by tandw
| 2023-03-02 08:52
| kimura
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シンメトリー
プロデューサーの暮石です。
今回はシンメトリー(左右対称)についてコメントしたいと思います。
建築物もそうですが、私たちの生活上でシンメトリーのものは多く存在しています。
私が建築物でシンメトリーを意識したものとは、京都府宇治市の「平等院鳳凰堂」です。
子供の頃になりますので、本当は最初に違うものを思っていたのかも知れませんが、
この平等院鳳凰堂は何故か記憶に大きく残っています。
まず10円玉に描かれていて、身近な物してイメージがかなり強く印象的というところだと
思います。
この図案は何だろう? から始まり小学校で友達と会話したことを今でも覚えています。
そして修学旅行で実際の建物を見て凄く感動した記憶があります。
池に映りこむ様もカッコイイと思いました。富嶽三十六景の三坂水面みたいです。
シンメトリーはバランスがよく住宅も取り入れられることが比較的多いのではと思います。
好みは人それぞれであると思いますが、ふと、何か気になって書いてみました。
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by tandw
| 2022-11-20 15:15
| kureishi
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